楽せず楽しむ

仕事、生活、生き方、考え方、広い意味での自立を目指して頑張ります。

視力回復手術(IPCL)を受けて 1年経過。視力のその後、後遺症や感じた不安など。

2020年6月16日に視力回復手術を受けました。

結果として、視力は0.1以下(メガネが無いと何も見えない。視力検査の一番上が見えない)から、1.5まで回復しました。(検査場所によっては2.0と言われることもあります)

手術から1年3か月経つ現在も、なにも不便なく過ごせています。

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視力が悪いだけじゃなく乱視も強く 手術に当たり不安要素が色々ありましたが
結果としては受けてみて大満足です。

金額は67万円かかりました。
これを高いと感じるかどうかは人によると思いますが、僕は納得しています。

簡単にではありますが、IPCLを受けるに至った経緯、手術当日、手術後を記録しておこうと思います。
尚、クリニックの紹介報酬が目的ではないので、忖度なく書いていきます。(紹介しようにも方法を忘れたのでできません汗)

 

IPCLを受けるに至った経緯

さいころから視力が悪かったのですが、就職してコンタクトレンズ生活になり
仕事がパソコン系だったので朝から晩までPCと向き合う日々を過ごしていたのですが

ある日、眼の痛みがあり
ずーっと霞んでる感じで、コンタクトしててもよく見えないという症状が出たので
仕事の休憩中に近くにある眼科に行きました。

診断で『眼球が傷だらけ、このままじゃ失明する』と言われ、コンタクトをやめて眼鏡生活に切り替えました。

元々、眼鏡が好きじゃなかったので、眼球の傷が収まってから 負荷が少ないコンタクトを試したりしていましたが
コンタクトのことを調べると、視力回復手術を受けるよりリスクやデメリットが多いという情報を知り、レーシックや眼内レンズのことを調べるようになりました。

レーシックは、候補の一つではあるけど 個人的には抵抗が強かったです。受けて良かったという人も近くに居たのですが、どうにも『傷をつけて屈折と調整して見えるようにする』という方法に抵抗がありました。

とりあえず、視力回復手術を受けるにはレーシックにしろ眼内レンズにしろ
眼科健診を受ける必要がありました。

眼科健診を受けたところ

『乱視が強くて、レーシックがお勧め』と言われてしまいました。
乱視をレンズで矯正する場合、レンズが傾くと裸眼の時より見えなくなってしまうためです。統計上、8%くらいの人が眼内レンズを受けたあとにレンズがズレるそうです(乱視がない場合ずれても問題ない)

また、眼球のサイズがICLの規格に合っていなく
小さいのを入れると視野の一部が見えなくなる、大きいのを入れるとレンズが触れてはいけないところに当たって傷ができる可能性があるとのことでした。

そこでもう一つの選択肢として提案されたのが『IPCL』でした。
こっちなら規格が合うとのことでした。しかしながら、追加料金が発生する&アメリカに発注する必要があるので半年くらい待つ必要がありました。

レーシックの技術は進化していて、10万円以下で受けられることを考えると担当医さんとしてはレーシックをお勧めしてくれていたわけですね。

それでも僕は、IPCLを選択しました。

 

手術当日

『手術』というモノが人生で初めてだったので正直不安はありましたが、楽しみというかワクワク感もありました。

結果的には痛みは全く感じず、何をされているかよくわからないまま終了しました。
術中は、ぼんやり見える光から目を逸らしてはいけないのですが
ぼんやりしすぎてて自分の視点が動いてるかどうかが判断難しかったです。
何度か『視線動かさないでください』って注意されました。

それよりも、手術前と手術直後が大変でした。

手術前はいろんな目薬を定期的にさされます。消毒と麻酔というような説明だった気がします。
目薬自体は別にいいのですが、実際手術を行うまでの数時間目薬をさす以外何もできないままの待機になります。
スマホをいじることも本を読むこともできず、院内に流れる音楽を聴きながら時計を見てるだけの時間は本当に長く感じました。
同じ控室に同じ状況の人も居たので、人見知りじゃない人は話しかけたりするのかもしれないですね。

そして手術後は、まず2時間ほど麻酔が切れるまで待機させられます。この時もなにもすることはありません(寝ていいよって言われましたけど、寝れませんでした。)

そして、術後健診を受けて帰宅となります。
病院としては、タクシーでの帰宅か、すぐ近くへのホテル宿泊を勧めていましたが
電車で帰宅しました。
この時点ではほとんど見えていなかったのですが、もともと視力悪い生活を何年もしていた僕にとっては問題ありませんでした。

その日はご飯も食べずそのまま就寝しましたが、ズキズキするようなゆるーい痛みがありました。

 

手術後

手術翌日は、眼鏡・コンタクトをせずともはっきり見えている世界に感動しました。
ちょっと見え過ぎていて困惑したくらいです。
眼科健診を再度病院に受けに行く必要があります。
また、手術後 1週間と1ヶ月間は色々ルールがあります。(保護用メガネをする、お風呂に入ってはいけない、お酒はダメ などなど)

めんどくさいと思ってしまうこともありましたが、今までの見えない生活や 眼鏡・コンタクトが必要な生活がなくなると思えば可愛いものでした。

そのころにはコロナウィルスが広まっていて、リモート勤務が可能だったのでタイミングが良かったと思います。

 

以上が体験記となります。

術後、今までより眼を労わるようになりました。
また視力が落ちたりしたら嫌なので、目が疲れてるなと思ったら休めたり目薬さしたり
これも、ある意味では手術を受けた成果かなと感じています。